六甲ケーブル

登場手塚作品:『アドルフに告ぐ』(1983~1985)

六甲ケー山上駅 竣工当時の駅舎が現在も使われており、近代化産業遺産に認定されている。

小城典子とカミルが有馬へ向う場面で描かれているのが六甲ケーブルである。昭和7(1932)年に開通し、同年、記念碑台‐極楽谷(現サンセットドライブウェイ)・記念碑台‐山上駅‐高山植物園(現サンライズドライブウェイ)間の道路整備が行われた。山上駅から山頂駅までバスに乗り、六甲有馬ローウェーを乗り継いで有馬温泉へ抜けることができる。

『アドルフに告ぐ』第20章 右コマで当時の六甲ケーブルが描かれている。左下のコマは有馬温泉の俯瞰風景。 ©手塚プロダクション

 

現在の六甲ケーブル車両(1号車 クラシックタイプ)

 

開業当初の六甲ケーブル 写真提供:神戸アーカイブ写真館

 

有馬温泉全景を映した戦前の絵葉書。昭和3年開業の神有電鉄有馬駅の建物が見える。