クラブ・コンコルディア跡(メディセ北野坂ビル・旧三星堂本社地)

登場手塚作品:『アドルフに告ぐ』(1983~1985)

『アドルフに告ぐ』第4章 ©手塚プロダクション

 

クラブ・コンコルディアは明治12(1879)年、外国人居留地に建設され、明治29(1896)年には今の市役所近くに煉瓦造のクラブハウスが建設された。しかし、第一次世界大戦で接収されたため、昭和2(1927)年、現在の異人館の一角に移転新築された。以来神戸在住のドイツ人のための社交サロンとして利用されてきた。第二次世界大戦の終結により、敗戦国ドイツ国資産として連合国に没収され大蔵省が管理。終戦の約10年後にこの建物を自社ビルとして購入したのが神戸の医薬品会社・三星堂である。のちに合併により社名変更。現在はメディセオ北野坂ビルとなっている。三星堂の社史によると、総大理石の螺旋階段など非常に豪華な建物であったことが読み取れる。建物は現存しないが、敷地の南端には、クラブ・コンコルディア当時の礎石銅版が保存されている。