阪急900系車両

登場手塚作品:『アドルフに告ぐ』

じゃあその小城先生いう教師の家へ行ってみよか」

仁川警部と峠草平は、阪急電車に乗って神戸へ向かう。ここで描かれているのが、阪急900系車両である。

『アドルフに告ぐ』第12章 下のコマで阪急900系車両が描かれている。 ©手塚プロダクション

 

阪神急行電鉄900系鉄道模型(阪急百貨店で開催の展覧会「小林一三ワールド」にて撮影)

昭和5(1930)年、阪神間を最短時分で結ぶ、神戸線の特急車両900系車両が登場する。900~919の20両が製造され、昭和53(1978)年まで運行されていた。現在、阪急の正雀工場には900系の車両が復元保存されており、年に2回程度開催される鉄道イベントの際には乗車することもできる。

阪急の正雀工場で鉄道イベントの体験運転の際に撮影した900系。(前1両のみ。筆者の弟・高坂史章撮影)