敦賀市立博物館(旧大和田銀行本店)

登場手塚作品:『アドルフに告ぐ』(1983~1985)

敦賀署から出て来た峠草平と仁川三重子は、待っていたお桂に「仁川刑事のお骨を貰って大阪へ帰る」と告げる。作中で描かれた敦賀署と外観が似た建物が、昭和2(1927)年竣工の敦賀市立博物館(旧大和田銀行本店)である。北陸初のエレベーターが備えられ、レストラン、迎賓館、集会場などがあり、銀行でありながら公共性を兼ね備えた建物であった。

『アドルフに告ぐ』第15章 敦賀署の建物は旧大和田銀行本店の建物と酷似している。 ©手塚プロダクション